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漫画を論じたい

 久しぶりに文章を書く。前回このブログに文章を投稿したのは7、8カ月も前になる。以前に投稿をした文章を改めて読んだら、恥ずかしくなって削除したくなるものかと思ったらそんなことはなかった。インデントも段落分けもしていないので読みにくくはあるが、書いてある内容は今でも理解できたし、当時の自分の無気力感の原因にしっかりと向き合っていて、むしろ感心した。ただ、解決案が具体化されておらず、そのため解決に向かっての試みもなされなかったのが残念なところではある。

 今回改めてまたこのブログを更新しようと思った理由は、漫画について論じたいと思うからだ。僕は平方イコルスンという漫画家の漫画がすごく好きで、初めて読んだ時からなんかすごいとは思っているのだけれど、そのすごさや面白さをどこに感じているのかがわからないのだ。だから、何とかして自分が面白いと感じている理由を解明したい。

 解明とはいっても、面白さの原理みたいなものを定めてそれに則って面白さを説明しようというわけではない。というかそんなことはできないだろう。じゃあ、どのような意味で解明しようといっているのかといえば、正直なところ自分でもよくわからない。

 だから、ひとまずのところ直接的な解明への試みはできないのだけれど、それでも解明の手掛かりになるかもしれないことをすることはできると思っている。それは、文学や漫画の評論法を学ぶことで、それによって漫画を何らかの意味で分析する方法を身に着け、漫画の面白さについて今よりも豊富な方法や語彙をもって語るようになれるのではないかと期待している。

 僕の今持っている文芸評論の知識はほぼ無い。以前、何らかの動機で小説を読もうと思ったことがあり、その際に、カフカの『変身』とか有名な本をいくつかブックオフで買って読んだのだが、読み終えても何というかただ読み終えたという感じでどうしたらいいか分からず困惑した覚えがある。で、その時に『フランケンシュタイン』と中公新書から出ている『フランケンシュタイン』を実例に批評の方法を説明する本を買ったのだが、買うころには小説を読む気力も尽きており結局読まずじまいになっているものがある。それをまず読むこととしたい。そして、それを読んで感じたことをここに記す、ということを試みる。